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■介護保険のお風呂サービスにはどんな種類があるのか気になる ■介護保険でお風呂サービスの料金が高くないか心配 ■介護保険でお風呂サービスの内容や利用方法を知りたい このようにお悩みではありませんか? たしかに、介護保険内でお風呂に入れるサービスにはどれほどの種類があるのか気になりますよね。 結論からお伝えすると、介護保険のお風呂サービスは以下の6つです。 ・訪問入浴サービス ・通所介護(デイサービス) ・訪問介護サービス ・入浴特化型デイサービス ・ショートステイ ・通所リハビリテーション(デイケア) 入浴介護サービスは、種類によってサービス内容や料金に違いがあり、利用するべきポイントもそれぞれ異なるため、ニーズに合わせて使い分けるとよいでしょう。 そこでこの記事では、以下について解説します。 ■介護保険で利用できる4つのお風呂サービス ■介護保険内でお風呂に入る必要な条件 ■介護保険を利用したお風呂のサービス料金 ■介護保険によりお風呂のサービスを利用する手順 ■介護保険でお風呂に入る3つのデメリットと対処法 ■介護保険でお風呂に入る5つのメリット ■自宅で介護するのが難しくなったときは介護施設の検討を 介護保険で利用できるお風呂サービスの種類や内容などが気になっている方は、ぜひ参考にしてください。
2024-02-20公開 2025-02-24更新
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介護の現場でフロアリーダーや生活相談員を経験。利用者さまやケアマネージャーの窓口を担当し、現在は介護福祉士としても現場で勤務。プライベートでは、2児の父でもあり、子どもの成長を見守ることが幸せ。
この記事の執筆者
介護保険で利用できる4つのお風呂サービスは、以下のとおりです。
それぞれ説明します。
訪問入浴サービスとは、介護士2人と看護師1人のチームで要介護者の入浴介助にあたり、健康管理も行うサービスをさします。
家族だけで要介護者の入浴介助にあたると、さまざまな形で負担になり、転倒や転落などの事故につながってしまうでしょう。
そのような事態を防ぐために、訪問入浴サービスを積極的に取り入れることで、家族と要介護者双方がツラい思いをせずに済みます。
訪問入浴サービスがオススメの人は、以下のとおりです。
要介護者は入浴しながら介護スタッフとコミュニケーションをとれるため、社会性の維持につながり、生活に活気がでるでしょう。
何度か利用していると介護スタッフと信頼関係も築けるため、要介護者のQOL(生活の質)向上に役立ちます。
訪問入浴は広い空間を必要とせず、畳2〜3畳分ほどあれば対応が可能なため、気軽に利用できるのも大きな魅力です。
通所介護(デイサービス)とは、さまざまなスタッフや利用者と関わりをもちながら、入浴介助を受けられる介護サービスです。
専門知識や経験をもった介護福祉士が、設備の整った環境で入浴介助をするため、要介護者は安心して入浴できます。
通所介護(デイサービス)がオススメの人は、以下のとおりです。
自宅で入浴を済ませるのが理想ですが、訪問入浴サービスなどを使いたくない場合は、介護施設に通い、入浴サービスを受けるとよいでしょう。
看護師も常駐しているため、日々の健康管理が適切に行われて、体調異変を見逃すこともありません。
訪問介護サービスとは、介護スタッフが要介護者の自宅に訪問し、身体介護などを提供するサービスをさします。
訪問介護を利用するのがオススメの人は、以下のとおりです。
訪問介護サービスは、介護スタッフが1名だけ来て見守りや入浴介助をします。
訪問入浴サービスと違い、スタッフが1人であることと看護師がいないため、安全面と体調管理に差が出てしまうのは考えるべきポイントです。
しかし、介護スタッフが1名で対応するのはデメリットだけではありません。
顔馴染みの介護スタッフが対応することで、要介護者が関わりやすくなり、生活全般も支えてもらえます。
体調管理の面では、介護スタッフはバイタル測定なども行い、必要な場合は医師や看護師に連絡する体制が整っています。
他の入浴サービスと内容や料金を比較し、要介護者と相談した上で利用を決めるとよいでしょう。
入浴特化型デイサービスとは、利用時間が短めに設定されており、入浴介助のみ行うデイサービスをさします。
入浴介助だけ受けて、自宅へすぐに帰ることが可能であるため、要介護者は人と関わるストレスを抱えることなく清潔を保てます。
入浴特化型デイサービスがオススメの人は、以下のとおりです。
自宅で入浴介護サービスを受けられず、人と関わるのも苦手な方は、入浴特化型デイサービスと相性がよいでしょう。
ショートステイとは、短期間だけ介護施設に宿泊し、生活全般の介護を受けられるサービスです。
介護施設には、経験豊富な介護士が従事しているため、安全に入浴介護サービスを受けられ、清潔も保ち続けられます。
ショートステイがオススメの人は、以下のとおりです。
ショートステイは1週間に2回以上、要介護者に入浴介護サービスを提供しなければならないと運営基準で定められています。
そのため、要介護者は問題なく入浴できますが、熱発など何らかの理由で入浴ができないときは、清拭などで対応されるでしょう。
定員20名以上の介護施設に併設されている場合は、看護師を1人常駐させなければならないため、健康管理も安心して任せられます。
通所リハビリテーション(デイケア)とは、介護施設や病院などに併設された施設で生活機能訓練などを受けられるサービスです。
身体機能を維持したり、生活していく中で必要な身体の動かし方を理学療法士などの専門士が指導したりしてくれます。
通所リハビリテーション(デイケア)がオススメの人は、以下のとおりです。
通所リハビリテーション(デイケア)の浴室は施設により、個浴や大浴場が備えられています。
また、機械浴が用意されている場合は、車椅子の方でも安心して入浴できる環境が整っているため、お風呂の時間が楽しみになるでしょう。
利用定員10名以上で看護師1名以上の配置が厚生労働省により定められているため、医療面で心配する必要はありません。
リハビリと入浴介助を同時に受けたい方は、通所リハビリテーション(デイケア)の利用を推奨します。
介護保険内でお風呂に入る必要な条件は、以下のとおりです。
それぞれ説明します。
入浴介護サービスは、要介護認定を受けていないと利用できません。
介護保険法により、要介護1〜5の方が対象と定められているからです。
要介護認定を受けていない方は、まず市区町村の窓口で相談し、介護保険の申請手続きが必要です。
基本的には要介護1〜5の方しか利用できないルールとなっていますが、要支援1・2の方でも「介護予防訪問入浴介護」を利用すれば自宅で入浴介助を受けられます。
介護予防訪問入浴介護を利用できる条件は、以下のとおりです。
介護予防訪問入浴介護は、訪問入浴サービスと同様の内容ですが、要支援度や自立度によっては介護スタッフの人数が少なくなるなどの違いがあります。
要介護認定については以下の記事で詳しく解説しています。
【初めての方向け】要介護認定とは?仕組みや取り方・注意点を解説
主治医から入浴の許可を受けているのも、サービス利用条件の1つです。
事前に医師から診断してもらわないと、入浴時に体調や疾患などが原因で大きな事故になりかねないからです。
入浴時は血圧や体調の異変が起きやすいため、医師から入浴の許可を得ても、入浴前後には正しく健康管理する必要があります。
また、要介護度が重く、人工呼吸器などの医療機器を使用していても医師の許可さえあれば、入浴介護サービスは利用できます。
介護保険内では、さまざまな形でお風呂のサービスを受けられます。
サービス別に料金を以下にまとめました。
【訪問入浴サービス】
■要介護1〜5の場合
洗浄範囲 | 自己負担額(1割) |
全身浴 | 1,260円 |
部分浴 | 1,134円 |
清拭 | 1,134円 |
引用元:厚生厚労省「介護報酬の算定構造」
■要支援1〜2の場合
洗浄範囲 | 自己負担額(1割) |
全身浴 | 852円 |
部分浴 | 767円 |
清拭 | 767円 |
引用元:厚生厚労省「介護報酬の算定構造」
※要介護者の体調がよく、訪問する介護スタッフが減った場合は5%減額
【訪問介護サービス】
身体介護 | 自己負担額(1割) |
20分未満 | 167円 |
20分以上30分未満 | 250円 |
30分以上1時間未満 | 396円 |
1時間以上 | 579円(30分ごとに84円が追加) |
引用元:厚生厚労省「介護報酬の算定構造」
生活援助 | 自己負担額(1割) |
20分以上45分未満 | 183円 |
45分以上 | 225円 |
引用元:厚生厚労省「介護報酬の算定構造」
通院等乗降介助 | 自己負担額(1割) |
1回 | 99円 |
引用元:厚生厚労省「介護報酬の算定構造」
※1単位あたり10円の計算
※訪問介護費または共生型訪問介護費
【通所介護(デイサービス)】
要介護1 | 要介護2 | 要介護3 | 要介護4 | 要介護5 | |
3時間以上4時間未満 | 408円 | 461円 | 517円 | 570円 | 625円 |
4時間以上5時間未満 | 426円 | 482円 | 540円 | 597円 | 654円 |
5時間以上6時間未満 | 607円 | 710円 | 813円 | 916円 | 1,019円 |
6時間以上7時間未満 | 621円 | 726円 | 832円 | 937円 | 1,043円 |
7時間以上8時間未満 | 695円 | 813円 | 936円 | 1,058円 | 1,182円 |
引用元:厚生厚労省「介護報酬の算定構造」
※通常規模型通所介護費の単位
※自己負担額1割で計算
※入浴介助加算1(1日の利用につき40単位の追加)で計算
【入浴特化型デイサービス】
入浴特化型デイサービスの料金に関しては、通所介護(デイサービス)と同額の料金になります。
また、事業所によって料金系統が違うため、利用前に各施設の料金表を確認するとよいでしょう。
介護保険内で入浴介護サービスを利用する手順を紹介します。
まずは、住んでいる市区町村の窓口で、要介護認定を申請する必要があります。
申請後は市区町村の職員から認定調査を受け、かかりつけ医から主治医意見書を書いてもらいましょう。
認定調査の結果や主治医意見書の内容に応じ、市区町村が要介護度を決定します。
要介護度が決定したら、ケアマネジャーがサービス計画書(ケアプラン)を作成し、内容をもとに利用する入浴介護サービスを決めていきます。
以下に分かりやすく手順をまとめました。
介護保険の利用手順については、以下の記事も参考にしてみてください。
介護保険でお風呂に入る3つのデメリットは、以下のとおりです。
それぞれ説明します。
入浴時、要介護者は羞恥心を覚えてストレスにつながるおそれがあります。
訪問した介護・看護スタッフに裸を見られて不快な気持ちになるからです。
要介護者が入浴介助を受ける上で課題になるのが、羞恥心の問題で、介助する側がもっとも配慮すべきポイントでもあります。
スタッフの入浴介助に慣れるまで、ある程度の時間が必要であることを理解しておきましょう。
【対処法】
事前に施設側に同性介助で対応してもらえるか確認しておくのがオススメです。
異性であると恥ずかしい気持ちを感じますが、「同性であれば大丈夫」という方も多いため、同性介助に対応している施設を事前に探しておくのもよいでしょう。
【経験談】
要介護者の自立度が高く、自分で入浴動作に問題がない場合は、施設スタッフの判断にもよりますが見守り介助のみで対応するケースもあります。
スタッフは、必要時にのみ確認するため、長い時間裸をみられる心配はありません。
しかし、見守り介助を受けるには以下の条件があります。
上記の条件をクリアしている要介護者であれば、見守り介助にて対応してもらうのも可能でしょう。
入浴介護サービスを利用するまでの手続きは、必要書類が多いため苦労する可能性あります。
初めての手続きで、方法なども手探りで進めなければいけないからです。
介護保険の申請は市区町村の窓口へ行ったり、かかりつけ医から主治医意見書を書いてもらったりする必要があり、非常に大変です。
また、手続きをする方は多くの時間と労力が必要になるため、事前に休みをとっておくなどの工夫も求められるでしょう。
【対処法】
地域包括支援センターで紹介してもらう担当ケアマネジャーに相談すると、手順などを詳しく教えてもらえます。
確認した内容を忘れたり、新たに疑問が浮かんだりしたときは、ケアマネジャーに連絡すれば都度、教えてくれるでしょう。
介護施設では、不特定多数の利用者が入浴介助を受けるため、感染症のリスクを伴います。
また、施設の環境によってはお風呂場のスペースが狭く、密室になるのも感染症リスクが高まる要因です。
入浴時に注意すべき感染症は、以下のとおりです。
訪問介護サービスや訪問入浴サービスは、自宅で受けるサービスのため、感染症にかかる可能性は低いです。
しかし、通所介護(デイサービス)や入浴特化型デイサービスの場合は、感染症のリスクがあるのを理解しておく必要があります。
介護施設でも消毒や掃除などは徹底されていますが、空気感染など防げないポイントが存在するのも事実です。
【対処法】
対処法としては、通所介護(デイサービス)などを利用する前に感染症の予防方法を確認しておくと、利用を検討する上での大きな安心材料となるでしょう。
介護保険でお風呂に入る5つのメリットは、以下のとおりです。
それぞれ説明します。
介護保険でお風呂に入る1つ目のメリットは、「介護者の負担が軽くなる」です。
介護者は要介護者の介護により、身体的や精神的に大きな負担がかかります。
入浴介護サービスを利用することで、介護者の負担が減り、心身ともに余裕のある生活が送れます。
心にゆとりがあると、要介護者への対応にもよい変化が期待でき、言えなかったことも伝え合う機会などにつながるでしょう。
介護保険でお風呂に入る2つ目のメリットは、「安全に入浴できる」です。
入浴介護サービスは、いずれも知識や技術を兼ね備えた介護士が対応します。
入浴介助において、危険のない介助方法を熟知しているため、要介護者は安全に入浴ができます。
入浴前後には体調管理や水分補給などをし、脱水症などを防ぐサポートもあるため、より安心して対応を任せられるでしょう。
自宅での入浴介助で悩みを抱えている方は、シニアホームの窓口でご相談できます。
お気軽にお問い合わせください。
介護保険でお風呂に入る3つ目のメリットは、「自宅に家族がいないときでも入浴できる」です。
自宅で受ける入浴介護サービスの場合、家族がいるときでないと対応が難しいです。
しかし、通所介護(デイサービス)などを利用すれば自宅に家族がいない状況であっても、入浴介助を受けられるため、大きなメリットといえます。
スタッフと事前に相談しておけば、送迎時間を調整してくれる事業所もあるため、家族が帰ってくる時間に合わせて送迎を依頼するとよいでしょう。
介護保険でお風呂に入る4つ目のメリットは、「家族以外の人とコミュニケーションをとれる」です。
自宅で受けられる入浴介護サービスは、介護スタッフとコミュニケーションをとれるため、要介護者の社会性維持につながります。
通所介護(デイサービス)などは、多くの利用者や施設スタッフと関わる機会があり、食事や運動の時間を共有することで生活にメリハリができるでしょう。
介護について自宅での入浴介助で悩みを抱えている方は、シニアホームの窓口でご相談できます。
お気軽にお問い合わせください。
介護保険でお風呂に入る5つ目のメリットは、「自宅でお風呂に入れる」です。
自宅で入浴介助を受けられる訪問入浴サービスなどを使えば、慣れている自宅のお風呂で清潔を保てるため、要介護者にとって大きなメリットになります。
外部の施設へ入浴介護サービスを受けにいくのもよいですが、自宅で入浴介助を受けるからこその幸せもあるでしょう。
なにより要介護者の安心につながるため、自宅での入浴が可能であれば訪問入浴サービスなどを積極的に取り入れるのがオススメです。
自宅で安全に入浴するには、入浴介護サービスを受けるのが安全で安心です。
家族の介護では、要介護者と家族双方に危険が伴う可能性もあり、安心して入浴ができない場合が多いです。
自宅での入浴介助が困難と判断したときは、担当ケアマネジャーに相談しましょう。
また、入浴だけでなく自宅での介護生活が難しくなったときにどう動くかも考えておく必要があります。
シニアホームの窓口では、介護施設への入所相談ができるほか、詳しい資料も請求できます。
介護に関する無料相談窓口も設置しているため、ぜひお気軽にご相談ください。
今回は、介護保険でお風呂に入れるサービスを解説しました。
介護保険で利用できる6つのお風呂サービスは、以下のとおりです。
介護保険内でお風呂に入る必要な条件は、以下のとおりです。
介護保険でお風呂に入る3つのデメリットは、以下のとおりです。
介護保険でお風呂に入る5つのメリットは、以下のとおりです。
介護保険内で入浴介護サービスを受けると、介護者と要介護者の負担が減り、安全に楽しくお風呂に入れるようになります。
シニアホームの窓口では、介護施設の入所についての相談や資料提供などをおこなっております。
ご家族の介護で困った方に対しても、親身になってサポートしていますので、介護に関するお悩みがある方は、お気軽にご相談ください。
総合介護事業会社で有料老人ホーム、グループホームなどの利益改善責任者を担当したのち「シニアホームの窓口ナビ」を立ち上げ。介護現場での経験をもとに「老人ホーム選びのホンネ」を解説しています。
この記事の監修者